読み物

2024/02/27 06:00

はじめまして、当ショップをご覧いただきありがとうございます。甘珈琲です。


InstagramやGoogle・ご紹介など様々な経路で当店にたどり着いていただいたものかと思います。
ショップページを見ただけですと、「どんな人がやっている珈琲屋なのか?」「どんな思いで珈琲屋をやっているの?」といった疑問も出てくるものかなと思いますので、珈琲屋を開くに至った背景をお伝えできればと思います。

初回は"嗜好品としての珈琲"との出会いについて。

大学に入るまで、私にとっての珈琲は"気合い入れの飲み物"でした。主に勉強する際の眠気覚ましとして、ガツンとくる苦味をぶるっと軽く震えながら飲み、目の前をクリアにして立ち向かっていく。(こう書くと嫌な味を我慢して飲んでいたようにも見えますが当時もイヤイヤ飲んでいたわけではなくむしろ好きではありました)

その珈琲を嗜好品として初めて感じたのは友人との待ち合わせの時間調整に、あるカフェに入ったときでした。
そのカフェは、武蔵小山にある「AMAMERIA ESPRESSO」さん(勝手にお名前出してしまい恐縮です、、)
それまで飲んだことがなかったエスプレッソを少し背伸びして飲んでみて感じたのが、

「苦みがメインにあるけれども甘みもじんわり感じるし、心地よい酸味も……!珈琲はこんなにもいろいろな味をもつ複雑な飲み物なのか!」ということでした。

これまでは黒色の1色で見えていた珈琲という"気合い入れの飲み物"が、複雑な色・味・香り・舌触りを持つ嗜好品として私の中で大きく変わった瞬間でした。

2/n:カフェ巡りの日々 に続く